日本で一般的に中古住宅を販売するときは、何もない空間の場合がほとんどだ。
最近、増えていているのが『ホームステージング』といって家具や観葉植物、雑貨などを設置して住まいとしての暮らしをイメージしやすいようにするサービスが増えてきた。
当然、そういったサービスを専門にしている会社に依頼すればコストが発生する。発生するが、そのサービスをすることによって早く売却出来たり高く売れたりする、というリターンがあれば
導入する価値はある。
当社のBWスタジオを再販するリノベ物件。
テーブルやソフォー、観葉植物を設置したりいている。過去、専門業者に委託して期間を限定して設置はしていない。
当社で買ってきて設置しているので、実質、家具付き販売になる。もちろん、要らない場合は撤去するだけだ。
私たちは、高く売れる、とか早く売れる、といったリターンは重要視していない。
目的は、リノベーションにおけるデザイン設計というのは、本来、家具や雑貨、ブラインドやカーテン、そんなものも含めてデザインするべきだと考えています。
だから、工事完了後は、少しでも全体イメージができるように、そして個人の好みを空間に埋められるように、あえて「余白」部分も残す。
この匙加減が難しい。
この度、賃貸マンションのリノベーションが完成した。
私たちがリノベ提案し、工事を行ったのだが、完了後はオーナー様の募集となる。
ホームステージングの提案もしたが、コストもかかることなので勿論、躊躇される。
物件はビッグワンルームで、土間はコンクリート仕上げ、壁には鉄管や塗装で仕上げ、天井は黒い塗装と同色のスポットライト。
一見、なにかのショールームみたいだ。
そこに、どんな住まいのイメージが出来るか・・・・・・・。
いくら賃貸だといえど、決断する顧客は勇気がいるだろう。
どこかの似たイメージ写真なんかを部屋に設置しても、実際の部屋ではないのでイメージが合わないリスクも残る。
そこで新しいサービスを導入した。
当社は加盟しているリノッタの運営会社の新しいサービスです。
これで、設置イメージが伝えられる。
宮長でした~